ワサビの苗づくり

出荷の仕事がおわり、ひと冬をこしたワサビのビニールハウスの片付けも終わる4月はじめ。ワサビ農家では来年用のワサビの苗づくりがすでにはじまっています。

苗づくりのもととなるワサビの種は自家採取が基本。そのために、3棟あるワサビのビニールハウスのうち一棟は種の採取用に一年中ワサビを育てています。ただし、どうしても発芽がうまくいかないときは種を購入する場合もあります。こればかりは仕方ないのです。

ワサビの種はゴマ粒程度の大きさ。この小さな小さな種を一粒づつあらかじめ土を入れておいた育苗用のポットに植えていきます。はっきりいって、かなり肩のこる作業です。

種を植えたポットはハウスの中に並べ、毎日たっぷり水をあげます。このあたりでは4月でも朝晩の冷えこみは厳しく、霜がおりることもあります。低温を避けるため、ワサビの苗床には保温用のシートをかけておき、日中気温が上がるようなときはシートをはずすようにします。

二三日もすると苗床にはすでに小さな双葉が顔をだします。とりあえず芽がでたことで一安心。

種まきから十日後、苗の高さが2〜3センチほどになり、双葉の間からさらに葉がのぞきはじめると、今度は苗の移植です。

苗の発芽率は、70パーセントほど。発芽しなかったところへは、余分に育てておいた苗床から箸で一本づつ苗を移植し、発芽・生育状態を均一にしておきます。 


ワサビの種
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育苗用ポットへ一粒づつ
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苗床を置くハウスの中
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種蒔きから三日後
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10日後
箸を使って苗を移植します
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