サイロ詰め

某年、9月4・5日、サイロ詰め。
サイロ詰めは牛の飼料用デントコーンをサイロに詰める作業です。
サイロ詰めしたデントコーンは牛たちの大好物です。



・デントコーン刈り

春にまいたデントコーンもすでに2メートルを越える高さまで成長。いよいよ収穫の季節になりました。
デントコーンは基本的に手刈り。
機械で刈ることもできるようですが、今年は台風で一部が倒れたりしたため、結局普段どおりの手刈りとなりました。

鎌をつかって一本一本刈りとる。
相手は直径3センチ、高さ2メートルのデントコーン。シロウトでは簡単には刈り取れないしろものです。わが家では近所の人から刈り方さんを3名ほど頼みました。

刈りとったデントコーンは運搬車やトラクターに積みあげて移動。何しろ相手が大きいので、積むだけでも重労働・・・。


・カッターで刻んでサイロへ

デントコーンはカッターで細かく刻んでサイロへ詰めます。
サイロの中には2〜3人、踏み方とよばれる人が入り、刻まれてカッターから飛んでくるデントコーンをひたすら踏み続けます。

デントコーンを踏みつけるのは、よい飼料をつくるため。踏まずにたたサイロにいれておくだけでは、空気が入り、腐り易くなります。そのため、デントコーンをサイロの中で平らにならし、均一に踏み固めて空気を抜いて密封するのです。

この踏み方、実はもっとも過酷な労働のひとつ。ただ踏んでいるだけのようですが、力を入れて踏みつけないと意味がありません。しかもカッターが動いている限り一日中、蒸し暑いサイロの中で続くのです。おまけに、頭上からは否応なく刻まれたデントコーンが降ってくる・・・。


・サイロ詰めはユイトリで

わが家は牛が十頭前後と少なめなので、サイロ詰めも、刈りとりから三日ほどで終了。
といっても、もちろん家族だけではとてもこんなに手早くはできません。近所の人に手伝ってもらい、刈り方から踏み方まで、総勢7〜8人で分担して作業したからこそ。

自分の家の分が終わったら、今度は手伝ってもらった人の家へ、手伝いに。
牛をたくさん飼っている家では皆で手伝っても1週間かかってサイロ詰めをするのがあたりまえ。
お互いに、苦労を分け合い、助け合い、少しでも楽しく作業をする―こんなユイトリがまだ残るのが釜津田のいいところ。

こうして、秋は忙しくすぎていきます。

デントコーン刈り
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刈ったばかりのデントコーンは水分たっぷりで重い!
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カッターでデントコーンを刻む。サイロの中では踏み方さんが頑張る
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最後に重石をして水分を抜く。サイロの下に小さな水抜きがあるのです
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わが家のサイロ
中が三本のサイロに分かれていて、二本半で一冬分の飼料ぎりぎりといったところ
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