共進会(県大会)

某年、9月3日、短角牛の岩手県共進会
選ばれた牛たちの品評会です。日ごろの牛の手入れが一目瞭然!



・共進会とは?

共進会は牛の品評会。牛の容姿で順位を競う、美人コンテストのようなもの。
人も牛も容姿は生まれつきのもの・・・と思いきや、やっぱりそうではないのです。人の世界の美人コンテストで美女が「美」を追求しているように、牛の「美」も手間隙かけての手入れがカギのよう。
共進会は牛を対象にしつつも、その裏では飼い主の牛に対する世話や愛情、そして技術が競われているのです。


・共進会直前
〜牛の手入れで大忙し〜

地区の共進会で選抜された今回の出品牛は、地域の名誉をもかけ連日の手入れがつづくのです。
基本はシャンプー。共進会の前3日は毎日2回。洗い上がりの毛の艶を出すため、お湯を使ってリンスで仕上げます。
思いのほか重要なのが爪切りと散髪。これをしてもらう前と後では、牛は全くべつものに。ぼさぼさの自分の髪をさわりつつ、さっぱりした牛がうらやましい・・・。


・共進会会場にて
〜最後の手入れは念入りに〜

共進会の会場は釜津田から2時間半ほどの雫石町にあり、釜津田の牛たちは前日に会場入り。
会場に入ると、ここでもシャンプー。尻尾の先まで丁寧に洗うと、あとはひたすら餌をあげ続けます。お腹をすかせてげっそりとしていては、いい牛も悪くみえるのです。
そして、牛に餌を食べさせることは、牛の体形をつくることでもあるようです。牛の体形を見る際に重要視されるのもののひとつが背中のライン。餌をたくさん食べさせると、張ったお腹にもちあげられるように背筋がのびるらしいのです。餌のあげ方ひとつでも、飼い主の技術が問われている・・・。


・共進会当日
〜牛の計測〜

共進会の当日、係りの人がぞろぞろとやってきて、てきぱきと牛の計測をしていきます。計測するのは体高、胴回り、体の幅など。牛の体形をみる数値的データでもあり、牛の成育状況をはかる基準でもあります。


・共進会
〜いよいよ本番〜

いよいよ本番!
万全の手入れをされた牛たちは、各クラスごとに会場へ。クラス分けは年齢です。
同じ年の牛でも、大きい牛からほっそりした牛、背の高いものもいれば小さいものも、気の荒い牛もいれば落ちつきはらった牛もいます。
一列に並べられた牛の間を審査員が歩き回り、牛の背をポンとたたくと、牛は一歩前へ。良い牛が順々に前にだされていき、最終的に先頭に立った牛が勝ち。自分の牛や知り合いの牛が前に出るたびに周囲からは小さな拍手が。


釜津田の牛は今年も上位を独占。4クラスでいずれも2等以上を獲得しました。
今年の共進会には、わが家からも一頭を出品。結果は二等で満足のでき!でしたが、周りの人にいわせると、「あの牛でなぜ優勝できないの??」。それは審査の問題ではなく、手入れの悪さの問題と、ちくりちくりと指摘されてしまいました。今回の牛の手入れの担当は私たち。まだまだ牛の世話は一年生以下ということです。





シャンプー・爪切り・散髪
爪切りと散髪は専門の方をお願いします
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会場ではひたすら牛談義の飼い主たち。結局一番大事なのは、牛への愛情なのです。
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実に手馴れた計測作業。牛にさわるだけで肉質までわかってしまうという牛の目利きでもあります。
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出番を待つ
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見事優勝!!
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釜津田の応援団
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審査委員長様
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親子で牛をひく
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暴れる牛も制す
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